2014年5月16日金曜日

集団的自衛権について

今日は車、バイクから離れた話題にしたいと思います。
最近、テレビや新聞をにぎわしている「集団的自衛権」についてだ。

①集団的自衛権とは?
まずは集団的自衛権がどんなものかを説明しましょう。
自衛権には個別的自衛権と集団的自衛権の2種類あります。

個別的自衛権は自国が他国から攻撃を受けたとき、自国を守る権利です。
集団的自衛権は助け合うグループを作り(国連やNATOなど)、もし仲間が攻撃されたら、グループが一緒になり、攻撃してきた国と戦う権利のことです。
要するに仲間を作り、仲間が攻撃を受けたらみんなで戦おうということですね。

②日本の現在の状況
集団的自衛権について理解できたので、次に現在の日本の状況について考えましょう。
日本は独立国家のため①で話した2種類の自衛権を持っています。
ここで問題になってくるのが憲法第9条である。
日本国憲法第9条は簡単に言えば「日本は戦争を放棄する」という条文です。
そのため、日本は集団的自衛権は持っているが使えない状態にあります。

簡単に言うと、日本は仲間が攻撃されても第9条があるから「一緒に戦えない」ということです。

みなさん、これについてどう思うでしょうか?
日本が攻撃されればみんなが助けてくれる。
しかし、仲間が攻撃された時は第9条があるから助けられないよっと言ってるわけです。
はっきりいってこれって自分勝手ですよね。

この自分勝手が問題になったのがイラク戦争です。
アメリカがイラクと戦争をすることになりました。
他国が支援する中、日本はどうするのか?という問題が浮き彫りになったのです。

この時、日本政府は大きく迷いました。
集団的自衛権は使えない。けど他国(特にアメリカ)の協力要請にこたえなければいけない。
仕方なくとった方法は、金銭面の支持とイラクの復興と安全確保という形で非戦闘地域での活動でした。

要するに他国を攻撃しないから集団的自衛権ではないよ~といったわけですね。
子供の言い訳のような「グレーゾーン」を使ったわけです。
この一件で第9条はこのままでいいのかという問題が見えてきたわけですね。

③これからの日本
日本の現状が理解できたので、次は「今後日本はどうするのか?」です。

これが現在話題になっている憲法解釈の変更というやつですね。
要するに今の第9条では限界だから解釈を変えちゃいましょうってことですね。

今までは
平和が大事だから武器で相手を脅したり直接、外国と戦争はしない。
トラブルが起こったときは武力で解決はしない。
以上のように戦争放棄するため軍隊や戦力は持たない。
もちろん交戦権も認めない。

これからは
国際法上、仲間が攻撃されたら武力を使って戦う権利を持っている。
平和が大事だから武器で相手を脅したり直接、外国と戦争はしないが平和を乱す国は戦争対象となる。
これは平和を乱す国にやっつけるためなので自衛の一環だよ。

となってしまうかもしれません。
実際に安倍首相はこうしようとしています。

④メリット、デメリットについて
この憲法解釈については賛否両論があります。そのためメリット、デメリットを考えましょう。

メリット
これは国際的に日本が苛められることが無くなります。
自分勝手な日本からの脱却ですね。

デメリット
戦争で多くの人が死ぬことです。

はっきりいってメリット、デメリットはもっと多くあります。
このことを国民が知り、それについて考えなければならないのです。

例えばの話をしましょう。(あくまでも例えばです)
このままズルズルと憲法改正が行われたとしましょう。
するといつかは戦争が始まり、自衛隊の人が多く死ぬでしょう。
そうなると自衛隊に入隊する人は激減していくはずです。(戦争には行きたくないですからね)
すると必ず徴兵制が始まります。

これは、自分の子供や孫が自衛隊に入り戦争に行くかもしれないということです。
戦場で戦死、もしくは敵国の兵隊を殺すということです。

決して上記が悪いといっているわけではありません。これは選択の1つです。
我々国民がよく考え、後にこんなはずじゃ無かったと言わないようにしなければならないのです。

この集団的自衛権は現在の子供、そして孫の世代の問題です。

子供たちは何も知らずに大人の決めたレールを走ることになるのです。
このことをよく考えて選択しなければならないのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿